窓に貼ったガムテープがなかなか剥がれずに残ってしまうこと、ありますよね。そんな時の粘着跡は目立つばかりでなく、綺麗にするのが一苦労です。
でも、正しい方法さえ知っていれば、これらの跡も効率的に取り除けます。粘着跡を広げずに上手に剥がすコツがあるんです。
窓の見た目を損ねるガムテープの残りをスッキリさせたい方に、ガラスのガムテープ跡を消すためのポイントと注意すべき点を紹介します。
ガムテープの粘着跡を剥がす4つの方法
ガラスに残ってしまったガムテープの粘着跡は非常に目立ちます。綺麗に剥がすために、適切な方法を選べば、思いのほか簡単に取り除くことができます。
跡の種類や粘着材の性質によって最良の方法は変わるため、誤った手法を選ぶとガムテープやその跡が残りがちです。
しかし、家にあるものを利用して綺麗にする方法もありますので、状況に応じて試してみてください。
1.水を活用して剥がす
水を使って粘着部分を柔らかくし、剥がしやすくする方法です。この手法では「スクレイパー」、「古いカード（できれば硬いもの）」、「厚手のゴム手袋」が役立ちます。
スクレイパーは、金属やプラスチックで作られた薄い刃の道具で、広範囲を効率よく作業できます。
細かい作業が難しい指ではなく、スクレイパーを使えば、より綺麗に速く剥がせます。
ただし、スクレイパーの金属製の刃でガラスを傷つけないよう注意が必要です。ガムテープの除去以外にも役立つ場面が多いので、一家に一本持っておくと便利です。
2.ドライヤーを活用し温めて剥がす
ガムテープが残した跡は温度に敏感で、ドライヤーで温めることにより、粘着素材を柔らかくして剥がしやすくすることができます。
ドライヤーを使用する際は、ガラスから約10cm離して、約1分間温風を当て続けましょう。
これにより、粘着素材が柔らかくなり、簡単に剥がすことが可能になります。ただし、長時間熱を当て過ぎるとガラスが割れてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
冬場などの温度差が激しい時期は特に、慎重に作業を行ってください。
3.サラダ油を使って剥がす
キッチンにあるサラダ油は、ガラスに残ったガムテープを取り除くのにも有効です。ガムテープの上にサラダ油を塗り、しっかりと浸透させれば、粘着力が弱まります。
これでテープを剥がすと、スムーズに取り除くことができます。作業の仕上げには、中性洗剤を使って油分を洗い落とし、最後に水拭きをすることで、窓ガラスをピカピカの状態に戻すことができます。
4.ハンドクリームを使って剥がす
手元にあるハンドクリームも、ガムテープの粘着跡を除去するのに役立ちます。ハンドクリームの油分が粘着物質を溶かし、除去を容易にします。
使用する際は、ガムテープの跡にハンドクリームを塗り、10分ほど放置した後、コットンや布で拭き取ってください。
ハンドクリームの種類によって含まれる油分の量が異なるため、効果には差が出ることがあります。
うまくいかない場合は、別のハンドクリームを試してみるのも良いでしょう。自分に合った方法を見つけるために、いくつかの方法を試してみてください。
強固なガムテープの粘着跡を剥がす4つの方法
続いて、上記の方法で綺麗に剥がせない、しつこいガムテープの粘着跡を剥がす4つの方法をご紹介します。シール取り除き専用液、ネイルリムーバー、あるいは普通の中性洗剤を試してみましょう。
これらの中で、中性洗剤は最も優しい効果を示し、シール取り除き専用液やネイルリムーバーの効果はより強力です。
しかし、これら強力な製品は、木やプラスチックなどの素材を傷めたり色褪せさせるリスクが伴いますので、使用は慎重に、そして換気を良くして行うことが大切です。
1.中性洗剤を使って剥がす
窓ガラス上のガムテープの粘着跡が水やドライヤーの熱だけでは取り除けない場合、台所用の中性洗剤が便利です。中性洗剤を用いる際のステップは次のとおりです。
- キッチンペーパーを中性洗剤でたっぷり濡らし、ガムテープの痕跡に直接置いてしばし放 置します。
- そのキッチンペーパーの上にラップを覆い、さらに時間を置きます。
この手法では、中性洗剤内の界面活性剤がガムテープの粘着性を弱めます。新しいガムテープならばすぐに柔らかくなり剥がしやすくなりますが、古いガムテープの場合はもう少し時間を長く取る必要があるでしょう。
十分な時間が経過したら、雑巾で洗剤を拭き取ります。それでも取れない時は、使わなくなったカードで慎重に削り取ってください。
専用のシール除去液と比べると、中性洗剤の効果は穏やかですが、安全性が高いです。
2.ネイルリムーバーを使って剥がす
もっと強い粘着跡には、ネイルリムーバーを使って弱める方法が効果的です。ネイルリムーバーを用いる際のステップは次のとおりです。
- ガラスに残ったガムテープの跡に、ネイルリムーバーを惜しみなく塗ります。
- 次に、ラップをかけて10分ほど放置し、そのままの状態をキープします。
- 放置後は、コットンやキッチンペーパーを使って拭き取り、粘着性の残りを除去します。
ネイルリムーバーに含まれるアセトンが、ガムテープの粘着成分を溶かすことでこれを可能にします。
ただし、ネイルリムーバーを用いる時は、その溶解性に注意してください。ガラス面には安全に使用できますが、プラスチックや樹脂製の部分には適さず、使用する際には白濁や残留物がないかを確認する必要があります。
大面積のガラスには、ほぼ一本分のリムーバーが必要になることも。そして、必ず換気を良くしてから作業を行いましょう。
3.メラミンスポンジを使って剥がす
ガラスに固く残ったガムテープの粘着質を取り除く場合、時にはネイルリムーバー後も小さな粘着部分が残ることがあります。
カッターやスクレイパーも一つの解決策ですが、ガラスを傷つけるリスクを避けたい時は、メラミンスポンジがおススメです。
「激落ちくん」のようなメラミンスポンジを水で湿らせ、ガラス上の残留物をやさしく擦り取ります。
この方法なら、化学薬品を使わずに済み、水とスポンジだけで綺麗にできるため、手荒れの心配もありません。
細かな網目構造が汚れを効率よく除去し、ガラス表面を傷つけることなく清潔に保つことができます。
3.シール除去剤を使って剥がす
頑固なガムテープの粘着跡を扱う際、シール除去剤の使用が非常に効果的です。この除去剤は粘着性の物質を柔らかくしたり、溶かして取り除く力があり、手強い剥がし作業も楽になります。
シール除去剤を使う手順は次のようになります。
- 対象のガムテープやシールの上にシール除去剤を塗布、またはスプレーします。
- 商品の説明に従い、指定された時間そのままにしておきます。
- その後、消しゴムやスクレーパーを使って、柔らかくなった粘着部分を丁寧に取り除きます。
シール除去剤は、ガムテープや一般的なシールだけでなく、様々なテープ類にも有効で、広範囲にわたる粘着跡もスッキリと除去できます。
ただし、使用できる素材は商品によって異なりますので、使用前には必ず説明書をチェックしてください。
ガムテープの粘着跡に最適なシール除去剤のご紹介
手ごわいガムテープやシールを剥がす際は、シール除去剤が強い味方になります。市場にはスプレー式、液体式、泡式、ペン式やブラシ式など、さまざまなタイプのシール除去剤があります。
また、特定の素材や用途に合わせた特別な製品や、便利なアクセサリーが付属しているものも豊富にラインナップされています。
オンラインショップやホームセンターなどで探してみてください。
「雷神」ラベル除去スプレー
「雷神」はラベルの上から直接スプレーするだけで簡単に剥がせるようになる、特に頑固な粘着ラベルに対応する強力タイプのシール除去剤です。
クリーナー30
天然成分をベースに製造されたこの強力なシール除去剤は、スプレー接着剤残り、油汚れ、テープの粘着残りなどを手間なく消去します。
使用する際は、ガムテープやシールに直接塗布し、その後で粘着残りを取り除く必要があります。
ヘラやブラシを使えば、さらにきれいに除去することが可能です。購入時には必要なアクセサリーが含まれているため、すぐに使用を開始できます。
まとめ
以上、窓ガラスにへばり付く！困ったガムテープ跡を剥がす8つのアイテムについてお話しました。
下記の方法を使って粘着跡を剥がしてみてください！
- 普段使いの水やドライヤーを上手に活用することで、ガムテープの粘着跡を簡単に取り除けます。
- 強固なガムテープの粘着跡には、中性洗剤やネイルリムーバー、シール除去剤の使用が効果的です。
- 市場には多種多様なシール除去剤がありますので、使用目的や場所に応じて適切なものを選びましょう。
- ガラスに傷をつけたくない場合は、メラミンスポンジやハンドクリームを使用するのがおすすめです。
- ガラスに残ったガムテープを取り除く時は、粘着素材が熱や油に弱いことを利用し、焦らず慎重に作業を進めましょう。
ガムテープの粘着跡をきれいにする際は、粘着素材を無理なく除去することがポイントです。
日にちが経ってしまうと、ますます剥がしにくくなるので、付いてしまった粘着跡は早い段階で剥がせば、簡単にきれいに落とすことができます。
きれいな窓ガラスの方が気持ちもいいですよね♪この記事がお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
