昔と比べて、個人情報の扱いに関する意識が格段に高まっています。以前は電話帳に名前や住所を掲載したり、気軽に他人に伝えたりしても大きな問題はありませんでした。
しかし、現在は個人情報の漏えいが原因で詐欺に遭うなどのリスクが増加しており、多くの人がその安全性に不安を感じています。
家庭に届く郵便物や小包にも、名前や住所、電話番号などの個人情報が記載されていることがあります。かつてはこれらの情報を特に気にすることなくゴミ箱に捨てることが普通でしたが、最近では個人情報の流出のリスクを避けるために、廃棄の際には注意が必要です。
個人情報が含まれる文書を安全に処理するため、多くの企業では紙を細かくするシュレッダーを活用しています。
以下で、個人が安全に郵便物の処分方法について、お話していきます。
郵便物や小包の処分の仕方
個人情報を含む郵便物や小包の処分には、大きく分けて3つの方法があります。
- 直接捨てる
- 情報を隠して捨てる
- 細かくして捨てる
最も一般的な方法は、シュレッダーで文書を細かくして処理することですが、シュレッダーを持っていなくても安全に処理できる方法は存在します。
ここでは、その具体的な8つの方法について詳しく説明します。
1. 一般の可燃ごみとして捨てる
- ごみの収集日の朝に出す
- 書類が外から見えないように新聞紙で包むか、袋の中に隠す
- 焼却施設に直接持ち込む
直接捨てるのは手軽ですが、ただ捨てるだけでは安心できません。ごみ収集日の朝に出すことで、不審な人物がごみ袋をあさることを防げますし、安全性も比較的高まります。
それでも不安な場合は、書類が外から見えないように隠す工夫をすることで、更に安全に処分できます。さらに安心を求める場合は、自分で焼却施設に持ち込むのも一つの方法です。
地域によっては、住民が無料でごみを焼却施設に持ち込めるサービスを提供している場所もあります。そうすることで、自分の目の前で安全に処理してもらえるため、安心感が得られます。
2. 手で小さく裂く
このやり方は基本的ですが、非常に有効です。
手で封筒や個人情報が書かれた部分を小さくちぎる方法。手軽さが魅力ですが、量が多くなると手間がかかる点がデメリットです。
3. 情報を隠す:マジックやスタンプで対策
安全に処分するためには、マジックや情報隠し用のスタンプを使って、個人情報部分を塗りつぶす方法があります。
この種のスタンプは、文房具店やオンラインショップで手に入り、中には100円ショップで見つかることもあります。
価格は1000円以下で、ローラー式のスタンプなら手軽に広範囲を隠せます。操作もシンプルで、55mmという広範囲を効率よくカバーできるローラー式のスタンプもありますよ。
4. 水で濡らしてから処分
雨に濡れてページがくっつき合った本や雑誌から読めなくなる経験はありませんか。
その原理を利用し、住所や名前が書かれた紙を水で少し濡らしてから丸める、または数枚を水で濡らして重ねることで、紙同士が強くくっつき、容易には剥がせなくなります。
そうして濡れた状態で、通常の可燃ゴミとしての廃棄を選ぶ人もいます。
5. 自分で燃やして廃棄
手紙やポストカードなど少ない量であれば、換気が良い場所で、マッチやライターを使って燃やすことができます。
家に庭があれば、そこで焼却するのもひとつの手です。
ただし、最近では、野焼きをしていて消防に通報されることもありますので、あまりおススメはできません。
6. 特殊カット用ハサミを利用
個人情報を細かく切り分けるために、複数枚の刃を持つ特殊なハサミを使用します。これらは、文具店やオンライン、または100円ショップで見つかることがあります。
手で破るよりもずっと手間がかからずに楽ですよ♪
5枚刃のシュレッダーハサミは、効率的に紙を細かくできます。また、市場には7枚刃のモデルもあります。100円ショップ・オンライン・店舗でも販売されています。
7. 手動シュレッダーを使用
手頃な価格の手動シュレッダーは、100円ショップで探してみたら約500円で購入できる商品がありました。
アイリスオーヤマ製の手動シュレッダーはAmazonで人気があり、非常にリーズナブルな価格で販売されています。ダイソーではオンラインで500円で購入できます。
8. 電動シュレッダーでの処理
必要に応じて、電動シュレッダーを家電量販店やホームセンターで購入することができます。多くの書類を一度に処理したい場合は、高性能なモデルが適しています。
アイリスオーヤマの電動シュレッダーは、特に人気があり、Amazonで上位にランクインしています。価格は5,000円台で、大量の紙を効率的に処理できます。
【まとめ】郵便物の安全な廃棄方法
以前は、封筒や電話帳をそのままゴミ箱に捨てるのが普通でしたが、個人情報保護の観点から現在では避けるべき行為です。
情報の漏えいを防ぐためにも、夜間ではなく、収集日の朝にゴミを出すこと、またはシュレッダーで細かくすることが推奨されます。
封筒に含まれる個人情報を安全に処理するためにも、これらの方法が有効です。夜にゴミを出すと、持ち去られるリスクがあります。気をつけましょう。
最後までお読みいただいてありがとうございます^^